なぜ今、あえて「餅まき」?TOKUKENが「建てている過程」から地域と心をつなぐ理由

棟上げの際に地域の人が集まり、餅が舞い、黄色い歓声がこれから完成に向かう新築をお祝いする響き。かつては身近によく目にしていた「餅まき」ですが、昨今は見かける機会も少なくなってきました。

餅まきのルーツは、平安時代まで遡ります。もともとは、建築儀式の一環である「上棟式」の中で、家を建てる際に生じる厄を払うための「散餅の儀(さんぺいのぎ)」という儀式でした。江戸時代に入ると、庶民の間にも広まり、単なる厄払いだけでなく、「福を分ける(福分かち)」というお祭り・お祝い事としての側面が強くなってきたと言われています。

現代においてその風景は失われつつあります。

しかし、アネシスグループの「TOKUKEN(トクケン)」は、あえて上棟の場で餅まきイベントをプロデュースしているのです。なぜTOKUKENは、餅まきイベントをプロデュースするのでしょうか。 企画への想いや背景について、担当者に話を伺いました。

TOKUKEN

アネシスグループで「大規模木造建築」を専門にしているブランド。
TOKUKENには、『徳』『特』『得』という3つのTOKUをという意味が込められている。『人を想う力』を大切に考え、”造る過程”をお客様と一緒に創る過程に変え、これから使う人とつくる人の記憶に残る特別な建物を予算に合わせたコストパフォーマンスを重視して建築しています。

<目次>

TOKUKENが餅まきをする理由

——餅まきイベントをプロデュースする理由を教えてください。

一番大切にしているのは、建物を「建てている過程」もお施主様と一緒に作り上げて、その想いを形にしていくことです。

完成した瞬間だけでなく、建築中から楽しんでいただけるような記憶に残るイベントをプロデュースすることで、お施主様と地域の方々との間に自然な接点が生まれます。

こういった「建築中からの関係デザイン」をしておくことが、開業やオープンを迎えた後に、地域へスムーズに溶け込んでいく大きなきっかけになると実感しています。

――完成後だけでなく、建てている過程から思い出や地域との接点を作っていくのは本当に大切ですね。ちなみに、そうした餅まきイベントはTOKUKENからご提案されることが多いのですか?

もちろん私たちからご提案することもありますが、実はお施主様からご要望いただくことも多くて、割合としては半々くらいなんです。
私たちからご提案する際は、なぜ今餅まきをするのかという「私たちの考え方や想い」をお伝えしています。そうすると多くの方が共感してくださって、実際に開催へと繋がるケースがとても多いんです。

――半数はお施主様からご要望いただくのですね!お伝えしている「考え方や思い」について具体的に教えてください。

一番大切にお伝えしているのは、『完成前の建築中から地域の方々に知っていただけて、大切なコミュニケーションの場になる』ということです。

餅まきは、単に『ここに建物ができます』と存在を知っていただくだけのイベントではありません。お施主様ご自身の想いを地域の方々に直接お話しいただく時間を作ることで、参加してくださった皆さんとしっかりと心をつなぐ場になるんです。

餅まきを通して、建築体験を具現化する場のひとつにしたい

――TOKUKENとして、この餅まきをどのような場にしていきたいとお考えですか?

私たちはこの餅まきを通して、建築のプロセスそのものをお施主様や地域の方々と共に楽しみ、大切な『建築体験』を形にする場のひとつにしていきたいと考えているんです。

お施主様にとっては、このイベントが地域の方々に向けた最初の大切な交流の場となります。企画・運営を一緒にすることで、私たちTOKUKENだからこそできる付加価値を提供し、完成後も続く地域コミュニケーションの循環をサポートしていきたいと思います!

また、地域の方々からは世代を超えて喜びの声をいただいています。お孫さんに『かつての当たり前』を伝えるご年配の方の姿を見ると、世代をつなぐ貴重な場になっていると実感しますね。

さらに、お施主様の想いを直接聞けるこの機会は、現場で作る大工や職人たちの士気向上にも大きく繋がっているんです。

お施主様、地域の皆さん、そして作り手である職人。関わるすべての人々が想いを共有し、笑顔で建築の過程を楽しんでいただけるよう、私たちはこれからも積極的に餅まきをご提案していきます!

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